1.地相(土地相)、地形分類

地相(土地相)はじめに

建物を建てる際には居住用、事業用など用途は色々ありますが、必ず土地を用意しなければなりません。
私達は土地を購入する際、購入できる金額の土地なのか、
計画している建物の使用用途に適している地域なのか、
予定している間取りを実現できる土地形状なのか、
交通の利便性はどうなのか、
居住する環境として適しているのか等々、様々な事を考え購入計画をすすめます。
ただここで不思議な事に、家を建てる時は事細かにチェックする方でも、土地購入の際には比較的おおらかに物件を決めている事です。

土地は家と違い、誰かが施工して作るような物ではありませんので、仕方がない部分もありますが、家相の考え方を大切にするのであれば、土地を新たに購入する際、土地の相についてもよく検討する事が大切です。

家相FAQへの質問の中にも、「地相が凶相の土地を、建物の良し悪し(家相)で補正できないか」という質問をいただきます。できない事はありませんが根本的な解決にならない事が多く、無駄も多くなります。

新たに土地を購入するのであれば、地相(土地相)の良し悪しもよく検討材料の1つとして確認する事が大切です。
この地相入門・土地相では、大きく凶相となる地相(土地相)とはどの様なものなのか、対処方法、また地相(土地相)の考えの中で欠如している地盤の良し悪しについて、説明できればと考えています。


地形について

地相の前に、地形について 簡単に説明しておきます。
居住地に適した地形を分類すると、丘陵、台地、段丘、谷底低地、扇状地(平野部)、氾濫平野(自然堤防、後背湿地(低地)旧河道など)、三角州などになります。

台地は川に削られて残った地形や、川によって、平らに削られた土地です。 地盤が良いので、古くから住宅用地として利用されています。

扇状地(平野部)は、河川の上・中流域に形成され、砂礫層は比較的地盤としては良いところが多いようです。
氾濫平野の自然堤防(川の両岸に堆積して小高く盛り上がった部分) は、昔から人が住んでいたところで地盤は比較的良いとおもわれますが、液状化や洪水の被害があるので注意は必要です。
氾濫平野の後背湿地(自然堤防を超えた水が戻ることができず湿地となったところ) は、水はけが悪く、腐植土層が地盤面下にあることが多く地盤としては軟弱です。

三角州(河口部)河川が海などに流入する場所では、流れが遅くなり土砂がゆっくりと沈殿した土地で地盤は軟弱です。

ほとんど液状化の心配のないと思われる地形は、山地の斜面や丘陵地・台地など。
液状化の心配のある地形は、河川沿いの低地、それらの埋立地。海岸砂洲、海沿いの低地、それらの埋立地となります。

例外もありますので、地耐力調査などで土地の地盤状況をよく確認する事が大切です。